ビジネスマン:Excel VBAというコンピューター言語を使ってコンピュータープログラムを書くと、実際どういうことができるんですか?
丸井:「マクロ」を使えるようになります。
ビジネスマン:マクロ??
マクロとは?
丸井:マクロとは、「パソコンで、複雑な操作の手順をあらかじめ登録しておき、必要なときに簡単に実行させる機能(出典:デジタル大辞泉ⓒ小学館)」のことです。
ビジネスマン:?
丸井:噛み砕いて言いますと、マクロとは、「ユーザーがExcel VBAを使ってあらかじめExcelに登録しておいた複雑な操作の手順を、以後ユーザーがいつでも何度でも好きな時に一瞬でExcelに実行させることのできる機能」のことです。
ビジネスマン:具体的に、たとえばどういうことができるんですか?
丸井:はい。では、見積書の作成を例にして、ご説明しましょう。
ビジネスマン:お願いします。私も毎月Excelで作成していますよ、見積書。
見積書の一般的な作り方
丸井:それはちょうど良かったです。貴社の見積書には何を記載していますか?
ビジネスマン:ええと……発行日、宛先、商品明細……などですかね。
丸井:なるほど。どういう手順で作っていますか?
ビジネスマン:事前に Excel でテンプレートを作っておいて、見積書を作る時にそれをコピーします。そして、そこに記載事項(発行日など)を打ち込んで完成です。
丸井:では次に、その見積書に書いた商品が売れたとします。納品書はどうやって作りますか?
納品書・請求書・領収書の一般的な作り方
ビジネスマン:見積書と同じように、事前に作ってある納品書のテンプレートファイルをコピーして、そこに発行日を打ち込んだら、あとは見積書のデータをコピペ(コピー&ペースト)して完成です。
丸井:なるほど。請求書も同じですか?
ビジネスマン:ええ。請求書のテンプレートファイルをコピーして、納品書のデータをコピペです。
丸井:領収書は?
ビジネスマン:同じです。領収書のテンプレートファイルをコピーして、請求書のデータをコピペ。
丸井:ありがとうございます。その方法ですと、紙に手書きするより、ずいぶん速いですよね。
ビジネスマン:ええ。おそらく一番速いんじゃないですか?
マクロを使ってできること
丸井:仮に、紙に手書きする作り方が「徒歩」だとすれば、今教えていただいた作り方は「自動車」と言ったところでしょうか。
ビジネスマン:まあ、細かい話は抜きにすれば、そうかもしれません。
丸井:実は、マクロを使えば、もっと速くできるようになります。その速さは「飛行機」と言って良いかもしれません。
ビジネスマン:えぇ?ホントですか?一体どういう仕組みで?
追伸
私・丸井翔がマクロを駆使して作った『Dmaker ディーメーカー:四書作成用Excelファイル(無料)』を使えば、誰でも簡単に、美しいデザインの四書(見積書・納品書・請求書・領収書)をすばやく作成・保存・集計・検索できます。