ビジネスマン:事前にExcelでテンプレートを作っておいて、必要な時に、そのコピーに記載事項を打ち込む作り方。この作り方を「自動車」だとすれば、マクロを使うことで「飛行機」並みに速くなるだなんて……一体どういう仕組みで?
丸井:ではまず、見積書の作り方からご説明します。
ビジネスマン:お願いします。
見積書の効率的な作り方の手順
- テンプレートを作る
- データベースを作る
- マクロを使って転記する
見積書の効率的な作り方「手順1:テンプレートを作る」
丸井:初めに、Excelで見積書のテンプレートを作ります。
ビジネスマン:ふむふむ。まずテンプレートを作るんですね。私の作り方と一緒ですね。
丸井:そうですね。
見積書の効率的な作り方「手順2:データベースを作る」
丸井:次に、発行日・宛先・商品明細などの記載事項を、Excelに打ち込みます。打ち込む先は、見積書テンプレートのコピーではなく、「見積書を作るためのデータベース」です。
ビジネスマン:データベース?
丸井:わかりやすく言えば、「表(ひょう)」です。見積書に記載する内容すべてを打ち込む表です。さらに言えば、自社が発行するすべての見積書の、すべての記載内容を打ち込む表です。たとえば、↓こうやって打ち込みます。
ビジネスマン:なるほど。1 つの表にすべての見積書のデータをまとめるわけですね。
丸井:はい。
データを打ち込むのはデータベースにだけ
ビジネスマン:でも見積書のほかにデータベースも作るなんて、作業が増えていますよね。これじゃ「飛行機」とは言えないと思うんですけど?
丸井:たしかに、作業が増えれば「飛行機」とは言えません。でも、一度データベースに打ち込んだデータはこの先、二度と打ち込むことはありません。今から作る見積書にさえ、打ち込みません。
ビジネスマン:えぇ?見積書に発行日・宛先・商品明細を打ち込まないで、一体どうやって見積書を作るって言うんですか?
追伸
私・丸井翔がマクロを駆使して作った『Dmaker ディーメーカー:四書作成用Excelファイル(無料)』を使えば、誰でも簡単に、美しいデザインの四書(見積書・納品書・請求書・領収書)をすばやく作成・保存・集計・検索できます。