ロゴ作成依頼者が知らないと損する、良いロゴ3つの条件①

ビジネスマン:クラウドソーシングで会社のロゴ作成を頼んだら、すごい量の提案が来たんですよ。もう選ぶのが大変で……。何かふるいにかけるための、選ぶ基準みたいなものがあれば教えていただけませんか?

丸井:わかりました。作る側はそれこそ色んなことを考えながら作るものですが、依頼者側が最低限知っておくべき良いロゴの条件を「3つ」に絞ってお伝えしましょう。

ビジネスマン:ぜひお願いします!


良いロゴの条件1:長く使えそうか?


丸井:まず一つ目は「長く使えそうか?」です。

ビジネスマン:長く使えそうか?

丸井:言い換えるとつまり、「そのロゴはこの先何十年、できれば会社がなくなるまでの間ずっと、「美しい」と人から感じ続けてもらえそうなデザインか?」ということです。

ビジネスマン:美しさが必要なのはなんとなくわかりますが……。会社がなくなるまでの間そう思われ続けそうかどうか、そんなことを見定める必要があるんですか?と言うか、そもそもそれ以前に、すぐにすたれる美しさなんかあるんですか?美しいモノはずっと美しいんじゃないんですか?

丸井:すぐにすたれる美しさと言うのは、たとえば一時の流行モノなどが持つ美しさです。たとえばファッション業界ではシーズンごとに美の基準が変わりますが、そういう美しさのことです。「そういう美しさは絶対に避けないといけないのか?」と問われれば、別に「絶対」というわけではありませんが、私は避けたほうが良いと思っています。

ビジネスマン:ふーむ……。

丸井:さて、質問にお答えする前にまず「なぜ美しさが必要なのか?」について、ご説明しましょう。

ビジネスマン:ええお願いします。


なぜロゴには美しさが必要なのか?


丸井:質問です。あなたは今、コーヒーを飲みたいとします。同じ品質、同じ価格のコーヒーを出すお店が、同じ距離に3軒あります。1軒目は好きなお店、2軒目は嫌いなお店、3軒目は好きでも嫌いでもないお店です。あなただったら、どのお店で買いますか?

ビジネスマン:1軒目の好きなお店ですね。

丸井:そうですよね、私も好きなお店で買います。この例から言えることは、「人は好きな相手からモノを買う」ということです。

ビジネスマン:まあそうですね。

丸井:ですので「相手から好かれることはビジネス上、有利である」と言えます。

ビジネスマン:ええたしかに。

丸井:では人はどういう相手を好きになるのかと言うと、条件は色々ありますが、一つは「美しい」相手です。美しいことは、人から好かれるための条件の一つなのです。ですので、ロゴには美しさが必要になるわけです。

ビジネスマン:なるほど。


なぜロゴはずっと美しいと思われ続ける必要があるのか?


丸井:では次に、なぜずっと「美しい」と思われ続ける必要があるのか?

ビジネスマン:そうそう、そこなんですよ、わからないのが。

丸井:一言で言うと、「すぐにすたれる美しさしか持たないロゴはもったいないから」です。

ビジネスマン:もったいない?何が?

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